地盤改良とは(工法編)?
地盤改良の代表的な工法を3つ取り上げます。
(1)表層改良工法
良好な地盤までの深さが2m程度、軟弱地盤の層が比較的浅い場合に用いられる。
軟弱地盤の土を2mほど掘り出し、セメント系固化材を注入、元の土と混合攪拌(かくはん)し、転圧することで、地盤全体を強固にする工法。
(2)柱状改良工法
良好な地盤までの深さが約2m~8mの場合に用いられる。
地面から直径60㎝ほどの穴をあけ、セメント系固化材を注入しながら、機械で土と混合攪拌、良好な地盤まで掘り下げる。さらに機械を反転させ混合攪拌しながら引き上げる。これらの工程により、地中に円柱状のコンクリート杭をつくる。建売分譲では最も多く用いられる工法。
(3)小口径鋼管杭工法
支持層までの深さが8m以上の場合に用いられる。
鋼管を地中深くにある支持層まで直接打ち込む工法。