長期優良住宅とは?
長期優良住宅とは「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」(2009年6月4日施行)に基づき、国から認定された住宅をいいます。
■長期優良住宅の特徴
(1)高い性能
住宅の長寿命化のための必要な性能を備えている。
(2)長く住み続けられる
必要な手入れをしながら、長く住み続けることができる。
(3)環境にやさしい
次世代にも引き継ぐことで、廃棄物の削減、環境への負荷の軽減ができる。
■長期優良住宅の要件【住宅性能表示制度における等級】
(1)劣化対策【劣化対策等級3】
3世代(おおむね75年~90年)以上にわたり、住宅の主要構造躯体が使用できる。
かつ、床下空間の有効33㎝確保、床下・小屋裏点検口設置等。
(2)耐震性【耐震等級2】
建築基準法基準(きわめてまれに(数百年に一度程度)発生する地震による力に対して倒壊、崩壊しない)の1.25倍以上の耐震性を有する。
(3)維持管理・更新の容易性【維持管理対策等級3(専用配管)】
設備配管について、維持管理(点検・清掃・補修・更新)を容易に行うための必要な措置が講じられている。
(4)省エネルギー性【断熱等性能等級4】
床や壁の断熱性能等の対策が講じられている。省エネルギー設計である。
(5)居住環境
地域で決められた景観計画・地区計画・条例等のルールに則り、街並みとの調和が図られている。
(6)住戸面積
床面積75㎡以上
(7)維持保全計画の作成
構造躯体・屋根・給排水設備等について、入居後の点検・補修等の計画を定めている。
■長期優良住宅のメリット(税制優遇)
(1)固定資産税
1/2減額適用期間の延長
3年間→5年間
(2)登録免許税
税率の引き下げ
①保存 0.15%→0.1%
②移転 0.3%→0.2%
(3)ローン減税
控除対象限度額→5,000万円
(4)不動産取得税
課税標準からの控除額の増額
1,200万円→1,300万円
(5)フラット35S
金利Aプラン適用可能
当初10年間0.25%引き下げ
(6)地震保険
割引き
耐震等級2:30%
耐震等級3:50%